鈴村建築 - gifuno-ie 市町村情報

自然豊かな地、加茂郡白川町の地域密着工務店として創業以来32年頼りにされている鈴村建築株式会社さん。

建築家・伊礼智氏が基本設計しているi-works projectに参加し、i-worksの家を数多く手がけられています。

2年前には、鈴村建築の技術と経験を集約した自社ブランドism(イズム)を立ち上げ、お客様に寄り添った美しい木の家造りを提案しています。

今回は中津川にあるモデルハウスで代表の鈴村泰宏さんにお話しを伺いました。

木の良さをいかし、シンプルで落ち着いた佇まいの中におしゃれな遊び心を少々…。

玄関の扉を開けば、床、壁、天井と東濃桧のとてもよい香りに包まれ、まるで自分専用のアトリエに来たような気分です。

宿泊体験が人気のこちらのモデルハウスには、参加者が自由に感想を書けるノートがあり、「木の香りがする」「夜が想像以上に暗いと感じましたが、意外にこのくらいが落ち着くかも。」といった正直な声が綴られています。

「実際にお客様に1日過ごして頂くことで、この家の住みやすさやまたその逆と感じる部分を含めて肌で感じていただきたいと思っています。これまで20組以上のお客様に宿泊体験していただきました。」

設計から申請まで自社一貫体制

社員大工も育成する自社ブランドづくり

鈴村建築さんは全国のi-worksを手掛ける工務店の中でも、着工件数が上位にランクインされる実力。

他県からも複数問合せがあるとお聞きしていますが、パッと見た家のデザイン性は大きく変わらなくても、なぜユーザーは鈴村建築さんだと建てる気持ちになるのか、その理由はどんなところにあると思われますか？

「明確に分かる部分では、気密性断熱性に力をいれていること、すべて自社設計、申請業務もすべて対応、また社員大工を育成し万全の態勢で家造りを対応できるようにしている点でしょうか。大工さんが少なくなってきている現代で社員大工を取り入れることは、自社のやりたいことを的確に表現できるということなんです。家において最低限必要なものは決まっていますが、それをよりお客様にフィットする状態にしていけるかどうかは技術力の差です。」

伊礼智さんの設計を元としながら、お客様の細かな要望に応えてアレンジできるというところにみなさん魅力を感じているのですね。

「i-worksは仕様や設計作法を学ぶ場なんです。全国の各工務店はそうした技術を一緒に磨いていく同志。よりよい商品づくりのために全国からよい事例を参考にできる場所でもありますが、鈴村建築としてはここでの学びを基に、鈴村建築の独自のブランドを作りたいと思い構想を重ねてきました。
一昨年新たにismという自社ブランドを立ち上げ、このブランドがいいと思ってきていただける新たなファンづくりをはじめています。」

建築屋としての流儀で応える

自社ブランドism（イズム）

「ismのコンセプトは流儀ある生き方が似合う家。家というのは住む人がくつろぎ、リラックスできる住処です。滋味あふれる空間とは、居心地のよい場所を作る事であり、性能とデザイン性を両立させて出来上がります。主であるお客様が自分らしくその空間で過ごすことそのものが、お客様の流儀になると思います。そんなお客様にとってベストな家を造る私達は「建築屋としての流儀」でその期待に応えていきたいという思いがあります。今まで培ってきた鈴村建築の経験と技術力をすべて詰め込み取り組ませていただいています。」

「流儀」、とてもカッコイイですね。

例えばどんなところに流儀が施されているのでしょうか？

「例えば、このモデルルームは夜になると普通の住宅よりも電灯の数が少なくゆったりとした灯りがともります。そのゆったりとしたくつろげる灯りで見たときの陰影の美しさを作り出したり、でも暮らしやすいように手元だけはきちんと光が入るようにライトを設置したり。飾り戸を楽しめるように、サッシや軒の分量に気を配ったりと実はとても計算されて作られています。住む人の暮らしやすさとデザイン性を実現するためにすべてが計算されて設計趣向されています。」

なるほど、奥が深い。そのismの流儀が体験できるのがまさにこちらのモデルハウスなんですね。